2010年 06月 02日
ルーシー・リー展 |
搬入日は、11時にはコニカミノルタプラザに着いていたのですが、
作業が4時くらいからと言う事で、
空いてる時間に何か展示が見たいなと思ったのですが
今日は月曜日。
ほとんどの美術館が定休日の日。
見たいと思っていた、国立近代美術館の建築家の
インスタレーションはお休みで、
初台オペラシティの「いのくまさん」はもう見てしまったし
(絵も面白かったですが、オブジェがかなり良いです)
うーんと探した結果、前々から見たかった、
国立新美術館のルーシー・リー展を見に行きました。
1995年に93歳でこの世を去った陶芸家のルーシー・リー
釉薬から出る鮮やかな色、
左右対称にはせず緩やかに気持ちよい曲線を描くゆがみ、
代表的な溶岩的な質感や古代の絵の様なデザイン。
美しいシルエット。
とってもモダンなデザインなのに、東洋だったり、物理だったり
古代だったりいろんな影響も見られるし、
パッと置かれただけで、空間自体が柔和になるような
とても優しい、ルーシー・リーの作品に
感動してしまいました。
器のほかには、陶器のボタンも製作していて、
三宅一生の服などに用いられたりしたのだけれど、
その独特の存在感は凄かったんだろうなあって思います。
(三宅一生の服は、基本的に一枚の布をほとんど裁断せずに
構成することが多いので、色的にはシンプルな事も多いのだと
思うけれど、そこに使われるようなボタンなので、
本当にポイントとしての力強かったのではないかと思います。)
暗い部屋に、何十個もガラスケースに宝石みたいに
並べられているのをみると、ピカピカと輝いてこれはうっとりします。
あと、とても小柄だったルーシー・リーが、
一生懸命轆轤に向かう姿や、窯の器を並べるのに、
身長が足らなくて、窯の中に落ちてしまわないように
足の重りをつけて作業する所とか、
ルーシー・リーの残した言葉に凄く魅了されました。
とてもかわいいおばあちゃん。
陶芸の展覧会ですが、
多分陶芸に詳しくなくても大丈夫。
ルーシー・リーの作品と人柄、そして器などの作品と
自分の身の回りにある身近な生活を
想像するだけで、ルーシー・リーの陶芸の気持ちよさが
ぐっと伝わってきます。
作品欲しい!!って思いました。
国立新美術館
6月21日までです。
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現在こちらの展示に参加しています。
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コニカミノルタ企画展
スマトラの森「Forest Calling」
主催:WWFジャパン/WWFインドネシア WONDER EYES PROJECT
コニカミノルタホールディングス株式会社 協賛:キヤノン株式会社
場所 新宿コニカミノルタプラザ
ギャラリーA エコの森
日時 6月1日~11日 エコの森の展示は8月末まで
10:30~19:00(最終日は15:00まで)
詳細はこちら
メールアドレス変わりました!!!!
nam_kirin●ac.auone-net.jp
by namkirinn
| 2010-06-02 06:09
| 日々のメモ